私の仕事
私は映像系の部署にCGエンジニアとして入社し、Mayaプラグインの開発を行いました。その後、同じ部署でVFXアーティストとしてHoudiniを使用し、映像作品中の水の表現に携わりました。
現在はゲーム開発を行う部署に異動し、テクニカルアーティストとしてエフェクトアーティスト向けツールの開発、ゲーム背景に登場する樹木アセットの制作サポートなどをしています。
テクニカルアーティストはゲーム開発ワークフローの効率化を図ったり、アーティストの表現の幅を広げる手法の検証、それを実現するためのツール開発を行ったりするのが主な仕事です。テクニカルアーティストとしての作業にあたる際、意識していることがいくつかあります。まず、アーティストがどんな事を求めているのかを理解して作業すること、そして、開発するツールはゲームというファンタジーな世界観を表現するのに使うものであるということ。アーティストの思うままに表現できるよう、現実の物理法則を軸にしながらも、非現実的な数値も取れるようにパラメータに遊びを持たせることを意識しています。
こういった作業ができるようになったのは、エンジニア、アーティストとして業務をした経験があったからだと思っています。
他にも情報収集のために、CG関連のネット記事をこまめにチェックしたり、DCCツールの勉強会やセミナーにできるだけ参加したりしています。また、当社には経験豊富な社員が多いので、技術交流会は積極的に利用しています。